試乗会

　久々に休日並びに夜間睡眠を取った吾輩は、いつものゴキカブリから人間にやや戻った故、満を持しての試乗会開催と相成った。

　ところが、どうしたことか身体が重い。
押して行く、軽い筈のRookieが・・重い！
リアの空気圧も少し高目になっているのにも拘らずだ。

　エンジンスタートは此処からである。

『Now,Gentlemen start your engine!』・・本当はね、車の方が好きなんだ、何度も言うけど。金が無いからTrialやってんだ。ま、Trialも好きだけどね。オートバイが好きな訳じゃ無い。テニスは好きだけどラケットが好きな訳じゃ無い・・と云うのと一緒だね。スポーツの単なる道具だよ。・・でも少しは好きかな、5台あるし。でも犬好きじゃないけど、狆は10匹程いるな・・。どちらにしても新車が買えないぜ。



　浜の西端・・岩場もなかなか良い。







　弾ける様な排気音で見事にパワーアップ！

　一寸誇張になるかも知れぬが、一段高いギアで走れる様になった。
チャムバーの混合気に対する充塡効果も、より低い回転域から効いて、排気量なりの・・250クラスの三分の一から四分の一位の力がありそうだ。
このパワーが不満になったらエンジンOHを実施することにしよう。

　技に関しては絶望的な今朝であった。
　そもそも、いつもの倍用意したオイルを家に忘れて出発してしまったので、タンク内燃料を消費した時点で終了してしまった。
　よって、本日は試乗のみで練習迄は至らなかった。
が、それにしても前途多難を思わせる・・と言うよりも、絶望と云う二文字が浮かぶ身のこなしであった。

　スタンディングであるホッピングが必要不可欠なので、まずは此れを制覇する。

　何れにしても基礎体力の向上を図るトレーニングが必要である。

　さふさふ、吾輩・・オフローダーでは無いので、本日初めてウィリーターン（と言うのでさうか、足を付いてマシンを棒立ちにしてクルリと方向転換）をしてみたが・・なにしろ五尺三寸、苦労するぜ。
超初心者はこんな処から出発するのが良いに違い無い。
何れ芽が出る花が咲く・・何れ此れが、フローティングターンやエアターンに繋がるのだョ・・？