センチメンタル・ジャーニー

　今日の夜行で「てん」が広島に向かいます。

　申し遅れました、ホームレス・ブリーダーのサイおじさんです。
本心を言うと弐拾萬位で譲りたいところです。
・・が、生き延びるためには仕方ありませぬ、ぐんと安くしました。

　代金と言うよりは、慰謝料です。
今宵は何故か泣きました・・。

　たかがワンコロ、たかが狆ころ・・。


　この一月ほど、ずっと寝食を共にしてきたのです。
ふと目を覚ますと、顔の直ぐ横に小さな身体が眠っているときもありました。


　二千年以降のからくりが手に入るような額でなければ慰謝料にはなりませぬ。

　夜汽車で感傷旅行・・



　

　ま、この辺で辛抱しときまさぁ・・